本州で桜が散ったころ、洞爺湖はようやく花の季節を迎えます。湖畔の桜の見頃は例年5月上旬、ゴールデンウィーク前後。そして洞爺湖は一周約40km、車で約1時間。この「一周」がそのままお花見コースになるのが、この土地のいちばん贅沢なところです。

洞爺湖で一棟貸しの宿11施設を運営する「かものや」が、ハンドルを握る方に向けて桜ドライブの動線をご紹介します。春の洞爺湖全体は春の洞爺湖ガイド、桜スポットの全体像は洞爺湖の桜と春の見どころにまとめていますので、この記事は「どう回るか」に絞ってお伝えします。
洞爺湖一周40kmが、そのまま桜のコースになる

洞爺湖の湖畔には桜並木があり、町内の道沿いにも桜が続く区間があります。一周約40km・車で約1時間という距離感は、桜の季節にちょうどよいスケールです。ノンストップなら1時間ですが、写真を撮ったり歩いたりしたくなるので、半日ほど見ておくと気持ちに余裕が生まれます。
見頃は例年5月上旬。ただし開花は年ごとの気温で前後します。同じ湖畔でも標高や日当たりによって数日の差が出ることがあり、「湖の南側はもう散り始め、北側はちょうど満開」という日もあります。だからこそ一周する価値があるのです。八重桜のような遅咲きの桜も見られるので、ソメイヨシノが終わっても諦めるのはまだ早いかもしれません。最新の開花状況は、各自治体や観光協会の公式発表をご確認ください。
桜越しに、湖と山を一枚に収める
洞爺湖の桜が特別なのは、桜だけを見上げるのではなく、桜の枝越しに湖と山を一緒に眺められる場所があるからです。淡いピンクの花の向こうに、青い洞爺湖と浮かぶ中島。さらに視線を上げれば、まだ雪をかぶった羊蹄山や有珠山が見えます。5月上旬でも山にはたっぷり残雪があり、桜のピンク・湖のブルー・残雪の白が一枚に収まるのは、この時期の数日間だけです。
ドライブの途中には、桜に包まれた赤い橋のような、車を停めて振り返りたくなる景色もあります。畑の真ん中にぽつんと立つ一本桜に出会うこともあり、観光地図に載っていないぶん「見つけた」という喜びがあります。地元の生活道路も多いので、停車するときは必ず安全な場所に停め、農地や私有地には立ち入らないようお願いします。
ドライブに組み込みたい寄り道

桜だけを追いかけるより、湖と火山、そしてほかの花を織り交ぜたほうがドライブは豊かになります。
- サイロ展望台: 洞爺湖と中島を見渡すパノラマ。桜の色づきを俯瞰で確認できます。
- 昭和新山・有珠山ロープウェイ: 火山と湖が並ぶジオパークらしい景観。
- レークヒルファーム: 牧場の景色とジェラート。休憩にちょうどよい場所です。
- わかさいも本舗: 洞爺湖土産の定番。帰り道に立ち寄る方が多いところです。
もう少し花を欲張りたい方は、湖の外側にも足を延ばせます。隣町・壮瞥町の壮瞥公園の梅林は約300本の豊後梅が咲き、見頃は例年5月中旬ごろ。頂上の駐車場がそのまま展望台になっていて、歩かずに洞爺湖・中島・羊蹄山・有珠山・昭和新山を一望できます。入場無料で、車で来る人にはありがたい場所です。
伊達市の有珠善光寺は、1100年以上の歴史を伝える古刹。境内には樹齢約200年のエゾヤマザクラ「石割桜」があり、隣接する善光寺自然公園には約1000本の桜が植えられています。虻田洞爺湖ICから車で約20分。また、洞爺湖町富丘地区の道道沿いには、羊蹄山を望むスイセンの丘があります。こちらは個人の方が20年ほどかけて育ててきた私有地です。路上駐車をしない、畑に立ち入らない、花を摘まない、ゴミを持ち帰る。この4つを必ず守ってください。
気持ちよく走るための、時間帯と装備
桜の季節に湖畔を走るなら、朝がおすすめです。早い時間は車も人も少なく、風がないぶん湖面が鏡のようになり、桜と山が水面に映ります。夕方は西日が桜を透かして光らせる時間帯で、朝とは別の表情になります。逆に日中の11時から14時ごろは観光の車が集中しやすく、駐車も撮影も落ち着きません。
4月上旬までは路面に雪が残る場合があります。5月でも朝晩は冷え込むので、車を降りて歩く前提なら羽織れるものを一枚。例年5月には湖畔を舞台に洞爺湖マラソンが開催され、桜の季節と重なる年があります。当日は交通規制がかかる区間があるため、事前に開催情報をご確認ください。
コース取りは洞爺湖 湖畔ドライブガイド、観光を含めた回り方は洞爺湖観光モデルコースに。花を軸に1泊2日で組むなら春の花めぐりモデルコースもどうぞ。
桜ドライブの拠点にしたい宿
かものやの宿はすべてキッチン完備の一棟・一室貸切タイプ。他のお客様と会わないプライベートな空間なので、朝いちばんに出発して、走り疲れたら誰にも気兼ねなく休めます。
- 湖畔の桜まで歩ける拠点に: かものや洞爺ハウス(定員8名・1泊¥24,000〜)。温泉街中心地の一棟貸しで、車を置いたまま朝の桜を見に出られます。
- 農村の景色ごと楽しみたい方に: 洞爺ファーマーズハウス(定員18名・1泊¥25,000〜)。農村地帯に建つ大型の一棟貸しで、一本桜や畑の風景が身近にあります。
- 静かに春を味わいたい方に: クラウド9洞爺(定員11名・1泊¥27,000〜)。喧騒を離れた隠れ家的な一棟貸しです。
- 身軽な二人旅に: かものやレイクトーヤビルディング 1R(定員3名・1泊¥7,000〜)。中心地のアパートメントタイプです。
そのほかの施設は施設一覧からご覧いただけます。
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よくある質問
Q. 桜ドライブはどれくらい時間をみておけばよいですか?
湖一周は約40km・車で約1時間ですが、桜の季節は写真を撮ったり湖畔を歩いたりしたくなるため、半日ほど確保しておくと余裕をもって回れます。壮瞥公園の梅林や有珠善光寺まで足を延ばすなら、1日がかりの行程になります。
Q. 桜はいつ見頃ですか?
湖畔の桜は例年5月上旬、ゴールデンウィーク前後が見頃です。気温によって前後し、満開の期間も長くはありません。八重桜など遅咲きの桜も見られます。
Q. 宿に駐車場はありますか?
駐車の可否や台数は施設によって異なります。お車でお越しの予定がある場合は、各施設ページをご確認いただくか、事前にお問い合わせください。